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GW特別企画③ スラムダンクを語る(中編)。投稿697日目

GW特別企画③ スラムダンクを語る(中編)。投稿697日目

前編を読んでいない方は、こちらを御覧ください。

さて、昨日書けなかった第2位と第1位を書きたいと思います。準備はよろしいですか??

第2位『湘北VS陵南(2回目)』
2回目と書いたのは、序盤に陵南高校へ練習試合を行ったことがある。その頃は桜木がバスケ部に入部して最初の頃だし、まだリョータやミッチーも登場していない。そして、全国大会の切符をかけて、再び湘北と陵南が激突する。

スラムダンクは名場面が多いことで知られている。数え上げれば枚挙にいとまがないが、有名なところでいえば、安西先生とミッチーとのやりとり。
「安西先生・・・!!バスケがしたいです。」や「あきらめたらそこで試合終了ですよ。」は後世に残る名言と言えるだろう。

この陵南戦も例外ではない。桜木と福田吉兆とのやり取り、流川VS仙道、赤城VS魚住。そして何よりも安西先生不在の中で迎えた大切な試合。もはや一瞬たりとも目が離せない。

序盤は湘北、桜木のゴール下から始まり、各々が自由に試合を運んでいく。また陵南も負けじと、福田・仙道・越野といった個性的なキャラクターでいい試合展開を見せるが、魚住もファール4つをやってしまうアクシデント。いよいよ後がなくなった陵南ベンチ。でもここから徐々に田岡監督が「不安要素」を口に出していく。

ここまで書くと、どのシーンが出るのか。想像がつくかもしれない。
そう、ボクが陵南戦で選ぶ名シーンは・・・終盤でのメガネくんのスリーポイントシュート。これをぜひとも取り上げたい。
メガネくんこと木暮公延選手。赤木とともに副キャプテンとして湘北高校を牽引してきた。

彼の活躍するシーンと言えば、三井が乗り込んできたときに、言ったコトバ。「お前は根性なしだ……三井……ただの根性なしじゃねーか……。根性なしのくせに何が全国制覇だ…。夢見させるようなことを言うな!!」

メガネくんはキャラ的にはおとなしく見えるかもしれないが、実は誰よりもアツいハートを持っている男。メインキャラクターの陰に存在が隠れてしまい、どちらかといえばサブ的ポジション。それでも物語の重要な局面では彼の存在が大きい。

桜木からのパスに赤木が吼える。「小暮、フリーだ。打て。」
彼が放った3Pシュートは放物線を描きながらリングに吸い込まれていった。
このシュートで陵南との点差が開く。

なぜここを推すのか。主役だけではなく頑張っている人、コツコツとやってきている人でも、ここぞというときはしっかりと力を発揮する。3年間腐らずに地道に部活に取り組んできた成果が、この陵南戦という大舞台で発揮された姿に、感動を覚えた読者も多いはずだ。

ボク自身も3年間、高校生ではバスケに明け暮れた。レギュラーになることもなく、控えばかりで辞めたくなることのほうが多かった。だが、メガネくんのように頑張ってきた男がいると、この苦しかった3年間も自分にとって必要な時間だったと胸を張れる。

また、陵南の田岡茂一監督が試合後のインタービューで語ったコトバも印象的だろう。「あいつも3年間がんばってきた男なんだ。侮ってはいけなかった。」

冒頭に2位と1位を書くと約束しましたが、無理でした(笑
どうしても思い出補正が強すぎて、今日で終えることはできませんでした。
ブログを読んでいる人に、「まーた、いいところで終わらせるなー。」と言われるかも。それぐらい、この話題を書いているときが楽しいんです。

明日は、ボクが選ぶベスト1位。いつまでもこの話題ばかりじゃいけないからね。あ、桜木のセリフから引用するとしたら、「メガネ君、引退がのびたな。」ってところかな。

久しぶりにバスケしたくなってきた〜。

GW特別企画② スラムダンクを語る(前編)。投稿696日目

GW特別企画② スラムダンクを語る(前編)。投稿696日目

ゴールデンウィーク特別企画第二弾。本日は、90年代、少年達を魅了したバスケットボールマンガの金字塔『スラムダンク』を語ります。

井上雄彦先生著、漫画『スラムダンク』を知らない、20代〜30代の方はいないだろう。週刊少年ジャンプで連載され、コミックス累計発行部数は1億2000万部。

ちなみに、集英社で1億冊を突破した作品は、『ONE PIECE』『NARUTO』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』『ドラゴンボール』『ジョジョの奇妙な冒険』とわすか6タイトル。そうそうたる顔ぶれなかでスラムダンクは名を連ねている。

では、何がそんなに少年達の心をひきつけたのだろうか。
主人公は桜木花道。赤い髪がトレードマークの不良。告白しては振られる日々。そんな彼が出会ったのが、湘北高校バスケットボールキャプテンを兄に持つ、赤木晴子。

「バスケットはお好きですか??」
この出会いからすべてが始まった。普通マンガといえば、超人的な能力を持っている主人公が多いのだが、彼は違う。バスケットボールもやったことがない。本当に素人なのだ。

だが、バスケットを続けていくなかで、持ち前の運動能力を発揮し、成長を続けていくというストーリー。フンフンフンディフェンス・ハエたたきなど、よくモノマネしたのが懐かしい。

『スラムダンク』には数多くの個性のキャラクターが登場する。ライバルの流川楓、ガードの宮城リョータ、オールラウンダーの三井寿、そしてキャプテン赤木剛憲。こうやって書いていくだけで、キャラクターの息吹が芽生えてくる。

ワクワクがマジで止まらない。ボクと同じ年代の人はそうだろう。本当にこのマンガでバスケを始めた少年は多い。それだけ『スラムダンク』というマンガはすごいのだ。書いているボクがろれつが回っていない。

登場人物の良さを一人ずつ書いていくと恐らく1ヶ月以上かかってしまうので、スラムダンクの試合の中で、特に胸がアツくなるシーンを3つほど書きたいと思う。

第3位「湘北VS海南」
ここは絶対に外せないファンの方も多いだろう。ミッチー、神の3P、牧のペネトレイト、流川のスーパープレイなど名シーンが多い。

ボクが涙が出たシーンは、残り20秒近く。桜木がフェイクを入れて、牧の上からダンクをかます場面。流川が「ぶちかませー。」とタオルを投げているシーンを覚えている方も多いだろう。
当時、バスケでセンターをやっていたので、特にこのプレーには鳥肌がたった。そして、バスカン(バスケットカウントワンスロー)。最高じゃないか。

三井寿が強引にスリーポイントシュートを打ち、桜木と赤木にリバウンドを託す。だが、海南のセンター、高砂にいいポジションを取られてしまい、ボールは海南に。そこへリョータが走ってきて、ボールをはじく。そこからのストーリーは、さきほど書いた通り。

牧はディフェンスが上手なのだが、ファールしてでも勝負しにいくところに
「あいつはね、なんか勝負したくなるんですよ。」と仙道がぼそっと解説するシーンがまたね、にくい(笑

残り19秒で2点差。劣勢には変わりないが、勢いでは湘北ペース。流川も桜木のことを少し認めつつある瞬間だったなと感じた。これが第3位。スラムダンクファンなら、海南戦は外せないと思うけど、皆さんはどう思いますかね??

と書いているうちに、かなりの分量になってしまった。ZOOMでスラムダンクについてアツく語る会でもやりたいくらいだわ。参加してくれる方はいるかな(笑

スラムダンク愛がマジで止まらなくて、やっぱり長くなりました。
ということで、2位と1位は明日書きます。お楽しみに〜。

リバウンド王、桜木。

ルーズボーラー。投稿624日目

ルーズボーラー。投稿624日目

机の上に目を向けると一枚の色紙が置いてある。大きく「秋元先輩へ」と書かれている。中高生の時はバスケ部に所属していた。入部したきっかけは、漫画『SLAM DUNK』の影響から。下手の横好き。決してウマくはなかったが、好きだったから6年間続けることができた。

特に高校生のときは、ほぼ怒られっぱなしの毎日。レギュラーになるどころか、スポットライトすら当たらない日々。それでも気合と勢いで続けてきた。そんな自分が唯一、褒められたことがあった。ルーズボールの練習時間だ。

ルーズボールとは、試合中にボールの行方が味方・相手チームどちらか分からなくなるときがある。そこで、全力でボールを追いかけて自分のものにするための行為だ。野球で例えるならば、高校球児がバットで打って、全力で一塁ベースへ走っていくことを想像していただきたい。

ボールをコートに落とさずに、連続10回キャッチしたら終了。一回でも落としたらやり直し。ボールが落ちるか落ちないかギリギリのところをコーチは狙う。左右に振られながら、全力ダッシュで飛び込む。擦り傷なんて1つは2つじゃない。

誰もが苦手としていたルーズボール。ボクはこれが何故か好きだった。理由は単純。小手先のテクニックやウマさが求められない。頑張ればできるからだ。これで一番になろう。とにかく一所懸命やった。誰にも負けないくらい必死にやった。

色紙には後輩からのメッセージが書かれている。
「先輩たちの中で一人とても輝いていた先輩。ルーズボーラー。クールかと思いきや笑いもいける秋元先輩。勉強だけではなく恋愛にも頑張ってください。」
「先輩のガッツポーズは忘れません。これからもどんどんとガッツポーズしてください。先輩のルーズボールは忘れません。」

ルーズボールのことばかり(笑
恋愛はともかく、笑いと粘り強いところは17年経っても継続している。この練習があったからなのか、頑張れば何とかなることを学ばせてもらった。諦めなければ絶対に良くなる。だから今を頑張ることはとても大切。あの頃に出会ったすべての人に感謝を込めて。ありがとう。

これからも全力で追い続ける。