「真理は汝を自由ならしめん」ということは、神のみが唯一の創造者であり、神は善であるから、存在する一切のものは善であり、”悪”と見える現象は本来存在しないのである。

それゆえに、人と物と事との背後にある善なる実相を認め、これを拝み、その善のみの実在をみとめ、みとめる”心の力”によって、潜在する善なる相を現象界にまで実現せよ。

そうすれば汝はすべての束縛から解放されて自由になるという意味である。単に真理の本を読んで真理を脳髄で理解しただけで、必ずしも完全な自由が得られるという意味ではないのである。

むろん、真理の書を読めば、”心の法則”や、現象顕現の法則を知り、生活態度が改まって来るから、真理の書を読む以前よりも”悪”に捉われることなく自由になれるのである。

しかし、本当に”完全なる自由”は、神のみが唯一の実在であり、神は”善”であり、実在する力はただ”善”のみであり、”悪”は実在でないから、”善”なる実在の出現とともに、光が出現すれば暗黒が消えるのと同様に、”悪”と見える存在は、本来の”無”をあらわして消えるという真理を潜在意識の底まで徹底的に信じなければならないのである。

谷口雅春先生著『如意自在の生活365章』P304-305

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現象の人間は、すべて完全にはその実相”神の子”を実現していないのである。実相の完全な姿の上に、人類の総合意識の雲が覆って、その実相の完全な姿にしか見せていないのである。

それは雲に覆われた円月のようなものである。ところどころ光は見える。しかし光は完全ではないのである。しかも本当は月を覆う雲はないのである。雲はただ地球を覆っているだけである。

それと同じく”人間の実相”は欠ける事なき”満月”のように円満無礙であるけれども、それを”迷いの心”が雲のごとく、その実相の見えることを遮るのである。

しかしいくら遮っても実相そのものは円満完全である。ただそれが見えないのは、人類意識の雲が遮るだけのことである。

谷口雅春先生著『如意自在の生活365章』P305-306

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すべて「迷い」は執着より生じたる「心の痙攣状態」である。「心の痙攣状態」が消えたら「迷い」はないのである。

「心の痙攣状態」は「ないもの」を「ある」と思い、「本当にある実相」を「ない」と思い、「本来ない現象」を心が執着して引っかかるから起こるのである。

「ないもの」を「ある」と思い、「本来ある完全な実相」をないと思うのは、それはサカサマであり、「夢」のようなものである。『般若心経』では「迷い」のこと「顛倒夢想」といっている。

（中略)

「本来ない現象」を「あり」と妄想して執着する心を捨離することによって、三世の諸仏は実相の彼岸に到達することができたというのである。

谷口雅春先生著『如意自在の生活365章』P279-280

迷いは自分の心が作り出したものであり、本来はないのである。
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“神の国”はすでに自己の内に種蒔かれているのに、それに気がつかぬ者は、「神の国は無限の遠さにある」とも言えるのである。”空間的距離”の遠近ではないのである。

“神の子”も”神の国”もすでに自己の内に種まかれているけれども、それを示すところの「真理の教え」を素直に充分に受け容れるか受け容れないか、受け容れても、表面の心で受け容れた形だけで、深く充分潜在意識に、その真理が根をおろさぬ者が多いのである。

谷口雅春先生著『如意自在の生活365章』P265

真理の教えを聞くだけではなく、実践に移そう。
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自己に宿る仏性（神性)の種子を発芽せしめるためには、仏性をはたらかずーすなわち愛行を実践しなければならないのである。

愛行を常に精進努力して実践している限りにおいて、”迷い”は起こらない。”起こらない”というよりも「迷いはない」のである。愛行を実践しないで、屁理屈ばかり言っているから、それが「迷い」である。

谷口雅春先生著『如意自在の生活365章』P259-260

ただひたすらに愛を行じよう。道は必ずひらける。
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神から与えられた良きアイディアを独占してはならないのである。独占して次にそれを渡さない時には、パイプが水の流れを次に送らなければそれは詰まってしまって、そのパイプに次の水が流れ入らないのと同じで、あなたは神からの良きアイディアを引き続いて受け入れる能力を失ってしまうことになるのである。

自分の知らしていただいた真理をもって、人を救わないとき、自分の受けた良きアイディアをもって他の利用厚生に役立てないとき、それは自分の受けた植物の種子を大地に与えて植え付けないのと同じことである。

種子は蒔けば無限に連続して増殖してゆくのであるけれども、蒔かずにそれを机の抽斗の中に入れて置けば、それは単に増えないだけではなく、発芽の能力をも失ってしまって死物となってしまうのである。

あなたの持てる真理を、あなたのもてる良きアイディアを人々の約に立てるように人に施すとき、それは発芽し、生長し、多くの実を結ぶことになるのである。

谷口雅春先生著『如意自在の生活365章』P254

あなたの周りの人に、惜しみなく愛を表現してまいりましょう。
出せば出すほど喜びは増えていきます。
今日も明日もこれからも最高の人生を歩んでいきましょう(^^)

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常に神想観を実修して、神との一体観を深めなさい。神と一体の事実を行なうためには、愛を行じなさい。愛を行ずることによって、あなたは神と一体となり、神の智慧を受信し得るようになるのである。

愛を行じていないでいて、「わたしは神の子、神と一体である」と念じても、それは観念の遊戯であって本当に神と一体であるわけにはゆかない。

（中略）

愛を行じた上で、神想観によって神との一体感を深め、神の智慧の導きを受けるとき、本当に、あなたは神の智慧に波長が合い、正しい方向に導かれ、健康と繁栄と調和の天国的な生活が実現することになるのである。

谷口雅春先生著『如意自在の生活365章』P244-245

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感謝の功徳は実に数え切れないほど大なるものであるのである。

自分の周囲のすべての人々に感謝し、自分の周囲にあるすべての事物に感謝し、空気に感謝し、日光に感謝し、水に感謝し、すべての飲食物に感謝し、建物に感謝し、すべての什器・調度に感謝するがよい。

さらには仕事に感謝し、自分の境遇に感謝し、僅かな収入であってもそれに感謝しつづけるとき、あなたはしだいに思いがけぬ幸福に見舞われ、不思議に収入は増加し、一層健康となり、あなたの社会的地位はさらに一層向上してくるに相違ないのである。

谷口雅春先生著『如意自在の生活365章』P244

すべての人、物、事、に感謝。
今日も明日もこれからも最高の人生を歩んでいきましょう(^^)

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一切の来たるものを、自己を教育してくれる学課として受け取る者は幸いなるかな。ある経験は明らかに苦痛である。しかし苦痛を苦痛でなく受け得る力を修練するためには、苦痛という学課があなたに与えられなければならないのである。

それは外国語を修練するためにはやはり難しい外国語が科目として与えられなければならないようなものであって、やさしい自国語ばかりを課せられていては、いつまでたっても外国語が上手にならないと同じなのである。

すべてあなたの陣営に課せられたる修行には何一つないのであって、すべてあなたの魂の修練のためなのである。それをいかに受け取るかによって、魂が向上したり、堕落したりするのである。

谷口雅春先生著『如意自在の生活365章』P242

あなたの環境に応じて、与えられる課題や取り組みのレベルも変わってきます。難しいと感じるものは、あなたの魂の砥石であり、人生を輝かせるために必要なものです。何事も乗り越えられると信じて今日もあなた自身を磨いてまいりましょう。

今日も明日もこれからも最高の人生を歩んでいきましょう(^^)

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この世界には”与えよ、さらば与えられん”の法則が支配しているのである。与えずして自分は幸福になろうとしても、それは種子を蒔かずして収穫を得ようとするようなものである。

あなたが幸福になろうと思うならば、まずあなたは人を幸福にしてあげようという願いをおこさなければならない。その”願い”を起こすとき、それはテレビセットのチャンネルを幸福放送局に合わしたようなものである。

しかし願いを起こしただけでは、まだ放送番組を受贈することができない。神から放送される幸福番組をハッキリ現象界の場面に受像するためにはスイッチを入れなければならない。

すなわち「人を幸福にしてあげる願い」を今度は実践に移すのである。それがスイッチを入れることになのである。

谷口雅春先生著『如意自在の生活365章』P238

幸福生活のはじまりは、まず人に対して幸福を与えるところから。
今日も明日もこれからも最高の人生を歩んでいきましょう(^^)

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