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目の前のことがおそろかになっていないか?投稿725日目

目の前のことがおそろかになっていないか?投稿725日目

前回の投稿に引き続き、二人目の方からいただいたLINEも素晴らしいことが書かれていたので、紹介したいと思います。

「先のことは、心配しても分からない。目の前のことがおそろかになっていないか?気にかけるのはそれだけにする。」

自分の仕事のこと、子どものこと、家のこと。
人間として、今やらないいかんことはいくらでもあります。心配するのは、それが全部終わったあとでええんやないでしょうか。

言い方は悪いけど、やっぱり暇をしているとどんどん悪いことを考えてしまうもんなんやと思います。

考えすぎやと思ったら、今、いちばんしなくてはいけないことに立ち戻ってみてはどうでしょう。

中村恒子・著 奥田弘美・聞き書き 『心に折り合いをつけてうまいことやる習慣』 より引用

付け加えて、こういうありがたい文章も綴られていた。

「密かに秋元さんブログ読むのが日課になってます!
いつも気にかけていただいてばかりなので、たまには私から励ましの言葉を送らせていただきます!こうして秋元さんの事を気にかけてる人がいますよという気持ちを伝えたかったので、今回は本から抜粋しました😊」

まさか、Yさんからこういう温かいメールをいただけるとは思っていなかったので、とても嬉しかった。こうやって見守ってくださり、いざというときにはコトバに出して励ましてくださる。

自分がやれるところからだね!!
本当にありがとう。心配かけてごめんね(^o^)

闇夜を照らすのは、温かいひかり。

ブックカバーチャレンジ最終日『生長の家の信仰について』投稿706日目

ブックカバーチャレンジ最終日『生長の家の信仰について』投稿706日目

やはり今の自分があるのは、生長の家に触れたからだ。
ブックカバーチャレンジチャレンジ最終日。

谷口清超先生著『生長の家の信仰について』。

なぜこの本にしたかというと、行き詰まったときに恩師が示してくれた一冊がこの本だったからだ。ユーモアあふれる書き方と豊富な体験談・時事情勢から真理を説いてくださっている。

谷口雅春先生の著書は霊的部分で書かれていることも多く、ちょっとやそっとでは理解するのが難しいところもある。それを分かりやすく伝えてくださっているのが、清超先生だ。

以前にも書いたことがあるかもしれないが、前々回の講習会後に自分の行くべき道を見失ってしまったことがある。生長の家に就職したのに、自分のやりたいことができない、求めている信仰が得られないことへのギャップがあった。

正直言えば、教化部を何度辞めたいと思ったことか。自分はここで本当に必要とされているのか。そう考える日々がたくさんあった。

そのときに、当時の教化部長からアドバイスをいただいて、読み始めた本がこの『生長の家の信仰について』。この本をボクの席の横に座って、輪読してくれたのだ。

仕事中だったのだけど、ボクの想いを察してくれたのか、読んでは解説を入れていただき、生長の家の信仰の素晴らしさを伝えてくれた。その姿勢に涙したのを今でも覚えている。

正直言えば、ここに書かれていることは、宇治でも学んでいたので分かっているつもりだった。しかしながら、分かった!!と思った時点では本当に分かっていない。とよく言われます。

「信仰は、触れたときは素晴らしい教えと知ってグングンと伸びる。だが、日を重ねていくことに段々となれてきてしまう。自分はもう伸びないんじゃないか。とか、これ以上やっても仕方ないんじゃないか。って。でも見えないところでは成長している。だから、神様を信じて三正行を続けて行きなさい。」

恩師のコトバを聞いて、時間があるときには聖典を読みふけった。意味が分からないところもあったが、読み続けていくうちに自分自身も少しずつ元気になっていった。

あれから3年。恩師は既になくなり、自分自身も青年会事務局長を拝命し、また光明実践委員として、指導する立場にもなった。まだまだ知らないこと、やれていないこともたくさんある。

しかしながら、この本を見るたびに、恩師がお話してくださったことを思い出す。 「見えないところでは成長している。だから、神様を信じて三正行を続けて行きなさい。
一見、現象的には何も変わっていないように見えても、神様はきちんと見てくださっている。気持ちが腐りたくなるようなときこそ、神様を信じ、祈りかつ行動しよう。日々の積み重ねが大きなところへたどりつく第一歩。

「生長の家の信仰は世界最高の教えだ。間違いない!!」
この本とともに、恩師が口酸っぱく言ってくれたコトバが今日もこだまする。
濵山正幸先生、いつも見守ってくださりありがとうございます。


ブックカバーチャレンジ⑥ 『営業の魔法』投稿705日目

ブックカバーチャレンジ⑥ 『営業の魔法』投稿705日目

営業マンをやっていたとき、とにかくどうやったら売れる話術ができるのか、モノを買ってもらえるようになるのか、そればかりを考えていた時期があった。

ある意味、お客さんの要望には応えるが、自分の成績のことがチラついて、その人の人生設計やこの人にどう喜んでもらえるかというものは、二の次。今思い返せば、最初の頃はひどい営業マンだった(笑

アフターフォローもろくにぜず、買ってもらうときには頑張る。こんな失敗をよくやっていたものだから、本当に大切なことに気がつくのに随分時間がかかりました。

さて、ブックカバーチャレンジ6日目。
本日は、中村信仁著『営業の魔法』を紹介します。

皆さんは魔法を信じますか? 魔法と言っても、手からビームがでるわけではないし、かっこ良くなるようなおまじないをかけられるわけでもありません。

この本は、半年間売り上げゼロの新入社員の小笠原が、全身からオーラを放つ、スーパー営業マン紙谷と出合い、営業についてのレクチャーを受けるという内容だ。

前半は、人間力の向上、後半は実際に商談で使える話法について書かれている。自己啓発本というよりも、小説のようなやりとり。営業マンをやっている人なら、こんなことあるあるという内容てんこもり。

読み進めていくと、ダメ営業マンがやりがちなことを自分もやってしまっていた。例えば、商品を売りたいがために、めちゃくちゃしゃべってお客さんの要望を聞かない。最後のクロージングで、沈黙が怖いがために、余計なことを言ってしまい、あと一歩のところで破断してしまうことなどがあった。

何年も営業をやってきていても、自分は大丈夫と思い込んでしまいがち。どんな仕事でも長年続けていくと慢心がどこかで出てしまう。だから、読書をすることでアップデートして、磨きつづける必要があります。

『営業の魔法』にもこう書かれている。
勝手に創り上げた自分の限界は、常に破り続けなければならない。
もうこれでいいやと、ココロのなかで安定を求めてしまっていたのかもしれない。これ以上は成長は見込めない。何をやってもダメだ。そう思った先に、まだ見ぬ自分が隠れている。

この本の内容通りの場面になったときに、同じようにやってみると、これがまたうまく行く。狙ってやったわけではないが、大きな商談に結びついたこともあった。テクニックや知識もあることに超したことはない。

ただ、一番大切なのは、その人の人間性に他ならない。
この会社から買うのではなく、あなただから買いたい。そう思ってもらえたら、自然と売り上げも増えていきます。営業を通じて、シアワセを提供する。

営業を卒業して読み返してみても、ここに書かれていることは金言ばかりだ。
色んな人に『営業の魔法』を知ってもらいたい。何でも叶う魔法ではなく、叶えるためにどうするかを教えてくれる魔法。

最後は、ボクが好きな文章で締めたいと思います。

営業の神様は、必ず試練を最初に与えます。しかし、人が受ける試練というものに乗り越えられないものはないんです。その人のレベルに合わせて試練は訪れます。そして、必ず試練のとき、人は『ご縁』をいただきます。必ず誰かと出会うようになっています。(・・・中略)
人との出会いはすべて必然です。そして、それは成長のための必然です。

営業の魔法、紙谷のコトバより抜粋。

すべての出会いにありがとう、すべての喜びにありがとう。


ブックカバーチャレンジ⑤ 『自助論』投稿703日目

ブックカバーチャレンジ⑤ 『自助論』投稿703日目

外出自粛も慣れてはきたが、ここ最近どうもカラダの疲れが抜けない。活動自体はオンラインに切り替えて行っているのだが、いわゆる5月病のシーズンにやってきたようだ。

そういえば、16日に36歳の誕生日を迎える。30代後半はこういう大人になっていると思ってみたが、蓋を開けてみれば色々と予想とは大きくかけ離れていた。

別にお金持ちになっているわけでもないし、偉い役職についているわけでもない。ましてや仕事も宗教の団体職員をやっているのだから、20代のボクが見たら本当に驚きだろう。それぐらい人生の航路は行き先が見えにくい。

だからこそ、人生は自分の手でしか開けない。こう書かれているのが本日紹介する本。サミュエル・スマイルズ『自助論』

天は自ら助くる者を助く。というコトバを聞いたことがあるだろうか?
国語や英語の授業でちょっと耳にしたことがある方も多いと思う。
他人に頼らず、自立して努力する者には天の助けがあり、必ず幸福になるという意味

実は、本の冒頭にこのコトバが書かれている。ハッキリ言うとこの本は厳しいコトバでたくさんの金言が書かれている。たまに渇を入れてもらいたいときは、よくこの本を見返す。谷口雅春先生著『青年の書』で真理の往復ビンタを食らうくらいありがたい。

しかしながら、読んでいてこれほど勇気と活力をもらう本はそうない。
どこか生長の家と似ている箇所もある。

「作物を刈り取るには、まず種をまかなくてはならない。その後は、収穫の時期がくるのを忍耐強く待ち続ける必要がある。そして多くの場合、いちばん待ち望まれる果実ほど実を結ぶのは一番遅い。(中略) 根気強く待つ間も、快活さを失ってはならない。」

苦労の果てに勝ち得たものこそ本物。」

人に何かをしてもらいたいと望むなら、自分が率先してそれをやるべきです。口先ばかり達者でも何の役にも立ちません。」

見ている方も思わずドキリとするコトバだろう。生きるために必要なコトバが、600円近くで得られるのであれば、安いもの。ぜひこの本は本棚に入れてほしい一冊。

よく本になんてお金をかけていられないという人がいるが、それは大きな損をしている。検索エンジンなどで単語を入れたら、速攻で回答は返ってくる。ただ、簡単に得られたモノほど自分の身にはならないし、すぐに忘れてしまう。

その点、読書は読み進めるのに時間はかかるし、自分の必要な部分にたどり着くまでには、読解力も必要になってくる。考える力が養われたり、自分の知らないコトバ、世界、価値観を教えてくれる。

『自助論』も読んでいてそうだった。厳しいコトバばかりで思わず目を背けたくなる部分もある。ただ読み進めていくうちに、私たちの人生に必要な種を与えてくれるし、経験値を上げてくれる肥料も与えてくれる。

しかしながら、ここに書かれていることを行動しなければ、良い実を結ばない。
天は自ら助くる者を助く。努力の先には必ず神様が導いてくださっています。神を信じ、自分を信じてこれからも行動していきたいものだ。


ブックカバーチャレンジ④ 『子どもの心に光を灯す 日本の偉人の物語』投稿702日目。

ブックカバーチャレンジ④ 『子どもの心に光を灯す 日本の偉人の物語』投稿702日目。

学生の頃に、歴史能力検定の世界史と日本史の2級を取りました。
特に世界の歴史が好きで、教科書以外でも偉人や伝記の本を読みこんだ。世界にはこんなにすごい人物や将軍、武将、軍師、戦いがあるんだなーと、学生ながらに興奮した記憶がある。

30歳を超えた今、昔覚えた歴史上の人物もボクの成長の歴史とともにどんどんと抜けてしまっている。勉強しないとどんどんと抜けてしまう(笑
だから、学校を卒業してからが本当の勉強のはじまりです。

ブックカバーチャレンジ4日目。今日、ご紹介したい本が
白駒妃登美著『子どもの心に光を灯す 日本の偉人の物語』

東京にある、”読書のすすめ”という本屋さんが紹介していた一冊。
この本屋さんは、自分の気に入った本などを店頭に並べたり、お客さんが買いに来られたときも、店主自らオススメの本を紹介する面白いところ。自分の知らない世界を新しく知るきっかけとなった。

「生きる力が湧いて来る15の物語」
15人の歴史上の人物が登場し、それぞれのテーマに沿って、物語が紹介される。文章量的には子どもが読むというよりも、親と一緒に学んでいくという内容。

その中の一人に、立花宗茂という人物が書かれている。戦国時代が好きな方ならご存知だと思うが、生涯無敗の武将と知られ、義を貫いた男。また筑後地方(今の福岡県)の柳川領主として、居を構えた。

ちなみに『名将言行録』では、「人となり温純寛厚。徳ありて驕らず。功ありて誇らず。人を用ふる、己に由る。善に従ふ。流るるが如し。奸臣を遠ざけ、奢侈を禁じ、民に撫するに恩を以てし、士を励ますに、義を以てす。故に士、皆之が用たるを楽しめり。其兵を用ふるや、奇正天性に出づ、故に攻めれば必ず取り、戦へば必ず勝てり」と記されている。

有名な関ヶ原の戦いでは、西軍についたが、裏切りなどがあって実質半日ほどで勝負がつく。立花宗茂の居城も大軍に取り囲まれて、抵抗すればするほど犠牲者が続出。もう勝負は決してしまっている。

このまま戦って果てるか、降伏するか。このとき、彼が取った行動は初めての降伏。それは家臣や領民を守るための大きな決断でした。

家康の戦後処理は厳しく、立花家はお取り潰し、宗茂自身も浪人になりました。しかしながら、武勇に優れた彼を天は味方しました。
家康・秀忠に働きを認められて、関ヶ原の戦いから20年後に柳川領主として、再び返り咲くことになりました。長い歴史の中で、一度取り潰しにあい、旧領に復帰したのは、立花宗茂、ただ一人。とても稀なことです。

故郷に帰ってきたときには、たくさんの群衆がつめかけました。
20年前に領民を思い、苦渋の決断をした宗茂のもとにも、同じような光景が広がったそうです。そこには立花宗茂という男の器と愛される城主としての帰りを待ちわびた喜びに溢れていたことでしょう。
歴史を紐解いていけば、素晴らしい物語と人間ドラマがそこにはあります。白駒さんは著書や講演を通じて、歴史の大切さを伝えている。

著書の帯には、小学5年生のコトバでこう書かれている。

「2年生の時ちょっといじめられて仲間はずれにされたりして、死も考えたことがありました。でもこの白駒先生のおかげで今を生きよう、と思えることができました。そして私も命がけで守るものを見つけたいと思いました。」

歴史を学ぶことは、人生を学ぶこと。
人間関係、仕事、家族・友人関係など様々な問題がこれから先あるかもしれないが、同じように先人達も歩んでいる。そんなときは、思い切って歴史上の先輩の胸を借りて見るのもいい。一人で悩まずに、歴史から学んでみるのもまた乙なモノだ。


根気よく続ける。投稿662日目

根気よく続ける。投稿662日目

自分が自分らしくあるために、どうすれば良いか。
青年会活動やブログ、日々のコミュニケーションを行っていくうえで、これは本当に役に立っているのか、ただの自己満で逆に傷つけてしまっているのではと考えてしまうことがあります。

特にコロナウイルスの影響により、先行きが見えない状況のなかで、何をやっていけば正しくて、何が間違っているのか、見極めるのがすごく難しい状況。

そんな迷ったときに原点に立ち返る本があります。鍵山秀三郎著『凡事徹底』。
その中にこんなコトバが書かれている。

「世の中は根気の前には頭を下げることを知っています。火花の前には一瞬の記憶しか与えてくれません。だから、牛のよだれのようにもっと根気よくやりなさい。」

鍵山秀三郎著『凡事徹底』より

ことわざに『商いは牛のよだれ』というものがあります。
商売とは、牛のよだれのように小さな利益を根気と忍耐で集めて、大きな利益にしていくという内容。

健康な牛は、1日に50~60リットルのよだれを分泌するそうです。ただ、これは牧草を食べる牛の場合。乾燥した干し草を食べる場合は、1日で実に200リットルものよだれが出る。ちなみに人間のよだれ分泌量は1日1.5リットルくらいだから、いかにすごい量を出すかがよく分かります。

一攫千金を狙うと、失敗することが多い。商いの基本として、努力して小さな結果を積み重ねて、時間をかけて大きな成果をあげるという、実に地味で根気のいる作業が必要だそうです。

商売だけではなく、何を行うにしても、根気よく小さな成果を積み重ねていく必要がある。一度に大きな成果を狙うと、なかなかうまくいかない。仮にうまくいったとしても、花火のように一瞬にて消えてしまいます。

何事にも最も重要なのは根気と忍耐です。通常なら根気が続かず、やめてしまうと思うようなことを、あきらめずに続けたために、成功を手にしたという人たちがたくさんいます。
もう一度、根気と忍耐の価値を見直しましょう。コツコツとがんばり、絶対に諦めなければ、高い確率で成功することができます。

鍵山さんの本と語源の解説サイトを見ていて、改めて自分自身がやっていることの意味・大切さを痛感させられたような気がします。

なかなか成果が見えてこないと、本当にこれで良いのかと感じてしまうことがあります。停滞期。それでも続けてやっていくうちに、大きなうねりと成果になってかえってきます。

やめてしまった瞬間に、自分を否定してしまうことにつながってしまうかもしれません。今までの自分は何だったのだ?そうならないためにも、自分が大切にしている信念は貫き続けるべきかなと思います。

このブログも誰かの役に必ず立っている。誰かに喜んでもらっている。
そう信じて、これからも続けてまいります。
でもね、ボクも人間。たまには励ましのコトバもらえると嬉しいです(笑

諦めずに続けていれば、花は咲く。

やらない後悔よりもやって後悔。投稿648日目

やらない後悔よりもやって後悔。投稿648日目

「今回はこんなわけで、会えないんだ。」
仲の良い友達に、このコトバを伝えるのが辛かった。コロナウイルスの関係で、3月いっぱい青年会での対面自粛を決めている中で、私生活でも極力外出を自粛をしています。

別にプライベートくらいと思われる方も見えるかもしれない。でもすべての行動は繋がっていると思う。コトバに一貫性がないと、何であなたはOKで私はダメなの?と思われるし、他のみんなにも同じことを伝えられない。こうやって書いているが、この決断は非常にツライ。

その方とはお互いが予定を作って会うと決めているのだが、どちらかと言うと相手の方がボクの予定を合わせてくれることが多い。だから電話で断ったときもすごく残念そうだった。本当にごめん。そしていつもありがとう。またこの埋め合わせは必ずします。

話は変わって、スティーブン・R・コヴィー著『7つの習慣』という本を読みはじめた。読んでいる理由は2つある。1つは、青年会で21日間習慣化プログラムという企画をやっている。その中で習慣が及ぼす影響、それに特化したものはないかと探したときに、この本に出会った。

とはいえ、この本をずっと敬遠していた理由があった、500ページも超える分厚さ。買おうかどうか迷って、読む気にはなかなかなれなかったが、もう1つの理由から読み始めてみようと決意した。それは尊敬するNさんからメールをいただいたことだった。

スティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』という本をご存知ですか⁇
読書好きの雅晴さんならきっとご存知ですよね。

その中で、誠意・謙虚・誠実・勇気・忍耐などを磨く事が大切で、「人格主義」が成功の鍵と説かれています。

今回の新型コロナウィルスの件で、何を考え、行動に移せばいいのかと、自問自答する毎日です。日本経済の先行きも不透明です。こんな時こそ、『善いと考えたことをそのまま行動に移すことができるか』これが『自分の人生を生きる』ことに繋がるのでしょうか。色々な行事が中止になる中、少しでも多く聖典を拝読し、自分の「人格」を高めていきたいと思っています。

ボクをいつも温かく見守ってくれる方からのメッセージより。

まさに天の声をいうべきか。Nさんはいつも温かく見守ってくれて、時にはすごくしっかりとしたアドバイスをくれる。知ってか知らずか、いつもボクが迷っているときにメールが届くので、どこかで見ているのでは?と思うくらい。それでもこの心遣いがいつもありがたい。

いい笑顔だ。

読み始めていて、とある文章に目を引いた。

ある日曜日の朝、ニューヨークの地下鉄で体験した小さなパラダイムシフトを私は今でも覚えている。乗客は皆黙って座っていた。新聞を読む人、物思いにふける人、目を閉じて休んでいる人。車内は静かで平和そのものだった。

そこに突然、一人の男性が子どもたちを連れて乗り込んできた。子どもたちは大声で騒ぎだし、車内の平穏は一瞬にして破れた。

男性は私の隣に座り、目を閉じていた。この状況にまったく気づいていないようだ。子どもたちは大声で言い争い、物を投げ、あげくに乗客の新聞まで奪い取るありさまだ。迷惑この上ない子どもたちの振る舞いに、男性は何もしようとしない。

私は苛立ちを抑えようにも抑えられなかった。自分の子供達の傍若無人ぶりを放っておき、親としての何の責任も取ろうとしない彼の態度が信じられなかった。他の乗客もイライラしているようだった。

私は精一杯穏やかに、「お子さんたちが皆さんの迷惑になっていますよ。少しおとなしくさせていただけませんか。」と忠告した。男性は目を開け、子どもたちの様子に初めて気づいたかのような表情を浮かべ、そして、言った。

「ああ、そうですね。どうにかしないといけませんね…。病院の帰りなんです。一時間ほど前、あの子たちの母親が亡くなって…これからどうしたらいいのか…あの子達も動揺しているんでしょう…」

その瞬間の私の気持ちを想像できるだろうか。私のパラダイムは一瞬にしてシフトした。突然、子どもたちの様子がまったく違ってみえたのだ。違って見えたから、考えも、感情も、行動も変化した。

7つの習慣より引用

このようにして一つの見方を変えると同じ視点でも全く違って見えるのだ。
自分の行動や言動は正しい!!と思っていても、受け取る相手にとっては迷惑になることもあるし、はたまた好印象に受け取ってもらえるときもある。

また、別のページにはこう書いてあった。

誰しも、自分は物事をあるがままに、客観的に見ていると思いがちである。だが実際はそうではない。私達は世界をあるがままに見ているのではなく、私たちのあるがままの世界を見ているのであり、自分自身が条件づけされた状態で世界を見ているのである。

7つの習慣より引用

相手を想い、相手へしっかりとメッセージを伝えているつもりが、実は全く逆の方向へ捉えられてしまい、最悪の場合、人間関係に大きな影響さえ及ぼす。
自分自身の発信も相手のことを良かれと思い、色々と書かせていただいている。ただ、毎日書いているがゆえに、誤解を与えてしまうこともあります。

なぜこれを書いているのか、何を誰に伝えたいのかを事前に伝えていても、迷惑をかけてしまうことがあります。批判される恐れもあります。でも、何もやらない後悔よりも、やって後悔。大勢に分かってもらえなくても、たった一人にでも分かってもらえさえすればいい。

ボクという人間を信じてもらい、目の前の人の喜びやありのままを伝えていきたい。そういう信念を持って行動しています。伝わるといいな。

遊ぶことをキャンセルしてしまったYさんにも、この気持ちが分かってもらえる日が来ると信じて。いつも大切に思ってくれてありがとう。


読書には未来を変える力がある。投稿626日目。

読書には未来を変える力がある。投稿626日目。

『鬼滅の刃』というマンガが流行っている。合同卒園式や家庭訪問したときに、今、学校で流行っているのは何?と聞くと同じ答えだった。今の流行に取り残されないためには、これを読むことだ。子供心を掴む何かがあるのだろう。

ボクが本と出会ったのは、小学校5年生。入院をしていたときに叔母が暇なら読んでみてと持ってきてくれたのが『豊臣秀吉』の伝記だった。正直、文字を読むのが苦手で最初は読む気がしなかった。

ただ、あまりにも暇すぎたので読むことにした。豊臣秀吉は知ってのとおり、農民から苦労してのし上がった人物。織田信長と出会い、才能を見いだされ活躍していく。特に寒い中、ふところで草履を温めているシーンは有名だ。

物語に触れていく中で、入院中はとても勇気づけられた。本ってこんなに面白いんだ。もっと読んでみたいという気持ちになった。中学生の頃は歴史にハマり『三国志』や世界の歴史が書かれている本などを読み漁った。国語の点数は良くなかったが、読書することは好きだった。

大人になっても読書することで助けられたことも多い。先日、青年会幹部研修会で発表をさせていただいた。そこでプレゼンを作るうえで参考にしたのも昔買った本だった。ネットから情報も引っ張れるが、絶対に本のほうがよい。思考を貼り巡らせることができる。こういう時はあそこに書かれている本だ!!と瞬時に引っ張ってこれる。

本が嫌いな人にぜひ読んでほしい一冊がある。喜多川泰著『書斎の鍵』
生前、親交が薄れれていた父が息子に遺した唯一の遺産。それが書斎だった。読書・執筆などをするための部屋のことだ。

自己啓発系の小説は数あれど、喜多川泰さんは違う。とにかく読みやすいのだ。
15ページは頑張ってめくってほしい。ここを超えたら、もう喜多川泰ワールドにハマる。本が嫌いな人がなぜ嫌いか。嫌いという習慣が身についているからだ。最初はやったことがないから拒絶する。でもそこを挑戦していくことが新たなスタートが始まる。好きへの転換の第一歩。

本嫌いの息子が、父の遺言状を通して、読書することの大切さ・面白さ・奥深さを知っていく内容。そしてこの本の最大の特徴は、中盤にページの色が違うところがある。そこにたどり着いた頃には、感動すら覚えるだろう。

今、ちょっとでも欲しいと思った貴方。決してKindleや電子書籍で買うな。ちゃんと手元に取って最初から読んでみてほしい。ボクの言っていることが分かる。読書したくなるから。そうすると考え方も変わり、人生も変わるから。読んだら変わる。ぜひ読んでほしい!!

『書斎の鍵』の終盤に、こんなコトバが書かれている。「読書には未来を変える力がある。」読書することで知らなかった世界と出会い、知らなかった未来が見えてくる。なんてステキなことだろう。

読書の面白さを伝えてくれた叔母に感謝したい。ありがとう。

ゆっくりと読書する。至福のひととき。

生き様。投稿597日目

生き様。投稿597日目

またも衝動買いしてしまった。理由は読みたくなったから(笑
この人が本を書いたらいいなと思っていたら、年末に発売。
Amazonの評価が☆5つばかり。こんな本は、なかなか無い。

奥ノ谷圭祐著『いいねを購入につなげる 短パン社長の稼ぎ方』

短パン社長こと奥ノ谷圭佑社長の存在を知ったのが、営業マン時代のとあるセミナー。取引先のお客さんに「なかなか忙しい方で滅多に刈谷には来ないから、おいでよ。」と言われたことだった。

取引先のお客さんは、エクスマという藤村正宏先生が主催している塾生さん。
エクスマとは、エクスペリエンスマーケティングの略。簡単に書くと、ただモノを売るのではなく、自分の体験を通して伝えたり、お客さんとのゆるいコミュニティーを形成して関係性を生み出す。というもの。

今だから書けるが、取引先のお客さんのことを正直好きではなかった。行くといつも値段の話と価格交渉でげんなりしていたからだ。ただ色々と勉強していて、雑談のなかで、エクスマのことを聞いた。

セミナーの内容は正確には覚えていないが、共感性を生み出すこと、発信をすることの大切さ。は覚えている。発信しないことは自分が存在していないのと同じと言っていた。

その藤村先生のお弟子さんが、短パン社長。アパレルメーカーの社長さんでもありながら、形にとらわれない手法で服以外のものも販売している。驚いたのがビールやカレー。短パン社長が発信したら瞬く間に売れてしまう。SNSで彼のブログを見ていると業種は違えどワクワクする。突き刺さる内容もたくさんある。

特筆すべきは、ブログを10年間、1日も休まずに続けていること。ボクも400日までは頑張って続けたことがあるが、限界を感じてやめてしまった。だからクオリティを落とすことなく書き続けているのはすごい。自分もこうなりたい。

そんな彼が書いた本だから、面白くないわけがない。今日は久しぶりの徹夜かもしれないな(笑


下を向くな。上を向こう。投稿435日目。

下を向くな。上を向こう。投稿435日目。

世の中にはたくさんのコトバがあふれています。
どれだけの言葉に出会えるか。どれだけの良書に出会えるか。
それはまるで人生の宝探しに出かけるようなもの。

こんな英文をご存知ですか?
「Heaven helps those who help themselves」
中学校の英語の教科書にも出てくるほど有名なフレーズ。

和訳すると「天は自ら助くる者を助く。」
サミュエル・スマイルズの名著:Self-Help(和訳:自助論)の冒頭に
出てくる文章で、一度は聞いたことがある方も見えると思います。

他人に頼らず、自立して努力する者には天の助けがあり、必ず幸福になるいう意味。
努力の素晴らしさと大切さを教えてくれる名言です。

先日、「自助論」を勧めてもらって強い衝撃を受けたボク。
疲れた体を電車に揺られながら、通勤する日々にガツンと
パンチをくれた刺激的な本。

その「自助論」と並ぶスマイルズの名著があるとのことで早速購入。

スマイルズの二大名著のひとつ「向上心」

スマホを見ると自然と首が下を向いてしまう。
でも、この本を読めば自然と上を向きたくなる。
良書には心を元気にしてくれる働きがあります。

「怠惰は悪魔が休息するクッション」と書かれているように
何でもいいから自己啓発やスモールステップアップを行うと
一日のスタートがとても爽快に始まります。
「向上心」は人にオススメしたくなる一冊です。

えーっと、一つ残念なことがありました。
今朝のウォーキングで大雨に振られてしまい、本が半分濡れてしまいました(泣
寝る前にドライヤーで乾かして、明日に備えます・・・。
徒歩だけにトホホな一日でした。でも上を向いて明日もガンバるよーー。