『せかいのおはなし』。投稿731日目

『せかいのおはなし』。投稿731日目

先日、一部の方に人気!?のオンラインラジオ『まさはるくんの浄円月な控え室』を配信しました。見てくれましたか??まだの方は、下記のリンクから見てね(^o^)

夜更かし注意

その大人気コーナーである、どんぶり兄さんの歴史コーナー。彼が人類光明化運動のため、一週お休みということに。そこで、チャンスヒッターとして、ボクが『せかいのおはなし』と題して15分お話させていただきました。

せっかくなので、スライドをブログでも公開します。動画が見られない方でも、これを見れば『せかいのおはなし』が楽しめます(^o^)
次回は、どんぶり兄さんが戻ってくると思うので・・・あとは任せた(笑

今日はどんぶり兄さんが人類光明化運動のため、おやすみということで、代わりに私がこの時間を担当します。

日本の歴史は彼の得意分野なので、私は世界の歴史から面白そうなものを少し話そうと思います。時間は15分(延長戦あり)ほどです。どうぞよろしくお願いします。

ちょっと話は変わりますが、私が今話しているコトバ、何でしょうか?日本語で話していますね。何を言っているんだ?ちょっとお疲れか?と思ったそこの皆さん、慌てないで(笑

実は今から話すことに関係しているのです。

皆さん、公用語って聞いたことありますか?
公用語とは、一般的にはこういうものです。

公用語
国、州など、ある集団・共同体内の公の場において用いることを公式に規定した言語を指す。簡単に言えば、法律や規定で公式に認めたコトバです。

イタリア→イタリア語
中国→中国語
ロシア→ロシア語

こんな感じです。

では、皆さんにお聞きします。日本の公用語は、何ですか?

実は、日本語は正式な公用語ではありません。
日本語 – 事実上の公用語。法律では特に明示はしていないが、公文書は日本語で書かれ、学校教育でも日本語を「国語」としている。

実は、日本の公用語は日本語として法律で定められていないのです。えー!!ですよね。そんな日本語を公用語として定めている国が一カ国だけあります。ご存じですか??

それがパラオです。
見えますか?こんなにも遠いんですね。日本からパラオまで3210km 成田空港から直行便で約5時間で行ける距離だそうです。産業は主に観光。温暖な気候と美しい海を求めた日本や台湾などの近隣諸国からの観光客が多く、それらのための大規模なリゾートホテルが数多く運営しています。

元々ドイツの植民地だったパラオは、第一次世界大戦で敗戦し、パリ講和会議によって日本の委任統治領となりました。
委任統治領というのは、国際連盟によって委任された国が国際連盟の監督下において一定の非独立地域を統治する制度である。この対象地域にパラオが入っています。

その後、日本の支援によって、ドイツ統治時代にはほとんど行われなかったインフラの整備に加え、野菜やサトウキビなどの農業の開発や、マグロの缶詰や鰹節などの工場を作り雇用を創出したのです。

普通だったら、敗戦国に教育や雇用創出などは施すことがないのですが、昔の日本人は道徳を学んでおり、どんな相手にも礼節を持って対応していました。

ここから決して目を背向けないで、悲しい歴史のものがたりがここにあります。

日本とパラオの関係を語る上で欠かせないペリリュー島。南北約9km、東西約3kmと小さい島ながら、太平洋戦争中の1944年に起きた「ペリリューの戦い」です。

第二次世界大戦時、日本軍はフィリピンを防衛するために、東洋最大の飛行場をペリリュー島に建設していました。アメリカ軍はフィリピンを攻略するために、日本軍にとって重要な場所であるペリリュー島を攻めることになります。

当初アメリカ軍が最新兵器を投入し、3日以内で終わると考えていたペリリュー島の戦いですが、日本軍が洞窟に身を潜めて持久戦に持ち込みます。

そのとき、日本軍の圧倒的不利な状況の中、パラオ人の中には自ら戦いに志願した者もいましたが、日本軍はこれを認めませんでした。
そして、73日間にも及んだ激闘の末、パラオ人の戦死者を0に食い止めました。しかし、約一万人いた日本兵はほぼ全滅したといわれています。

インフラを整備しパラオの産業発展に貢献した点、大戦時にパラオ国民の死者を一人も出さなかった点などから、パラオ国民には親日感情が生まれ現在に至るとされています。

戦時中に多くの日本人がパラオに移住しましたが、終戦後、パラオに住む多くの日本人が帰還を余儀なくされる中、唯一アンガウル州のみ、一部の日本人が残り居住を続けました。

やがてパラオはアメリカ統治下となりますが、アンガウル州では、それ以降も日本語が共通言語としての役割を果たしています。現在では、日常会話で流ちょうに日本語を話す住民は減ってしまいましたが、憲法には公用語に関する記述が今なお残されています。

日本国憲法には日本語を公用語と制定していないため、世界で唯一日本語が公用語に選ばれているのがアンガウル島ということです。

使われている日本語の一例です。(ここは、上にある控え室の配信と合わせて見ると面白いです。)

パラオの国名はマレー語の「プロウ(島の意)」から。

国旗は青地は太平洋の海の青と主権を表し、黄色の円は夜空に上る満月を描いており、愛と平和と静寂を表すといわれています。

これ真ん中を見てください。円がちょっとだけずれていませんか? これは印刷ミスでは無く、日本に敬意を表すために「あえて中心から少し横に移した場所に円を描いた」という説もあります。

せかいのおはなし、今日のポイントです。

パラオ(アンガウル州)では日本語が公用語
・いつの時代も素晴らしい日本人の存在がある
日本人であることを誇りに思う

日本とパラオの関係はこれからも続きます。

以上で終わります。ご清聴ありがとうございました。

オンラインラジオ『まさはるくんの浄円月な控え室』では、この他にも参加メンバーが様々な話やゆる〜い雑談を行っております。配信は、2週間に1回です。
次回は8月2日(日) 20時からです。皆様のご参加、ご視聴をお待ちしてます(*^^*)


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