生きるとは、たゆみない努力を続けること。投稿730日目
今日も変わらず、朝5時から本を読む。新刊ばかりではなく、昔に買って読んだものを引っ張り出すこともある。パラパラと読み進めていくと、ガツンと頭を殴られたような強いコトバにぶつかった。
”生きるとは、たゆみない努力を続けること”
S.スマイルズの名著『自助論』に並ぶ二大タイトルのひとつ『向上心』。
19世紀に書かれた歴史的名著。自己啓発は読むだけムダで、早くさっさとやれと言われがちだが、ちょっと待ってほしい。これは読むべき。
書かれた年代は古いが、古今東西の方に読み継がれているだけあって、説得力が違う。この現代語訳がまたいい。東大名誉教授の竹内均氏。日本人にとって誰が読んでもグッとくる表現方法を用いている。
たゆみない努力。たゆみないを調べてみると、 気のゆるみがない。油断しない。とだえることのない。という意味らしい。続けてこう書かれていた。
いずれにせよ、最高の人格は努力なしにつくれない。絶えず自分を見つめ、自己修養を怠らず、自制心を働かせなければならない。
サミュエル・スマイルズ『向上心』より抜粋
ためらったり、つまずいたり、あるいは一時的にくじけてしまったりすることもあるだろう。さまざまな障害や誘惑には敢然と立ち向かい、それを退けなければならない。
不屈の心構えと高潔な精神があれば、最後には必ずや勝利をおさめるだろう。今よりももっと高い人格を身につけようとする努力、進歩向上しようとする努力そのものが、われわれを勇気づけ励ましてくれるのである。
むちゃくちゃ厳しい。厳しいが、昔の人は今よりももっと時代背景が大変だったはずだ。そこから得た経験を惜しみも無く後生に伝えてくれる。この本、何回も読んでいるのだが、見返すたびに新たな発見ができて気持ちよい。
本は一回読んだだけでもいいのだが、手元に何度も読み返せるものがあると、いざという時の活力になる。そんな本に一冊でも出会えればシアワセもの。
朝5時にはちょうどいい目覚めのコトバだった。
※おまけ
最近、この方のツイートも参考にしています。
色々と勉強することの大切さを教えてくれます。