ブックカバーチャレンジ⑤ 『自助論』投稿703日目

ブックカバーチャレンジ⑤ 『自助論』投稿703日目

外出自粛も慣れてはきたが、ここ最近どうもカラダの疲れが抜けない。活動自体はオンラインに切り替えて行っているのだが、いわゆる5月病のシーズンにやってきたようだ。

そういえば、16日に36歳の誕生日を迎える。30代後半はこういう大人になっていると思ってみたが、蓋を開けてみれば色々と予想とは大きくかけ離れていた。

別にお金持ちになっているわけでもないし、偉い役職についているわけでもない。ましてや仕事も宗教の団体職員をやっているのだから、20代のボクが見たら本当に驚きだろう。それぐらい人生の航路は行き先が見えにくい。

だからこそ、人生は自分の手でしか開けない。こう書かれているのが本日紹介する本。サミュエル・スマイルズ『自助論』

天は自ら助くる者を助く。というコトバを聞いたことがあるだろうか?
国語や英語の授業でちょっと耳にしたことがある方も多いと思う。
他人に頼らず、自立して努力する者には天の助けがあり、必ず幸福になるという意味

実は、本の冒頭にこのコトバが書かれている。ハッキリ言うとこの本は厳しいコトバでたくさんの金言が書かれている。たまに渇を入れてもらいたいときは、よくこの本を見返す。谷口雅春先生著『青年の書』で真理の往復ビンタを食らうくらいありがたい。

しかしながら、読んでいてこれほど勇気と活力をもらう本はそうない。
どこか生長の家と似ている箇所もある。

「作物を刈り取るには、まず種をまかなくてはならない。その後は、収穫の時期がくるのを忍耐強く待ち続ける必要がある。そして多くの場合、いちばん待ち望まれる果実ほど実を結ぶのは一番遅い。(中略) 根気強く待つ間も、快活さを失ってはならない。」

苦労の果てに勝ち得たものこそ本物。」

人に何かをしてもらいたいと望むなら、自分が率先してそれをやるべきです。口先ばかり達者でも何の役にも立ちません。」

見ている方も思わずドキリとするコトバだろう。生きるために必要なコトバが、600円近くで得られるのであれば、安いもの。ぜひこの本は本棚に入れてほしい一冊。

よく本になんてお金をかけていられないという人がいるが、それは大きな損をしている。検索エンジンなどで単語を入れたら、速攻で回答は返ってくる。ただ、簡単に得られたモノほど自分の身にはならないし、すぐに忘れてしまう。

その点、読書は読み進めるのに時間はかかるし、自分の必要な部分にたどり着くまでには、読解力も必要になってくる。考える力が養われたり、自分の知らないコトバ、世界、価値観を教えてくれる。

『自助論』も読んでいてそうだった。厳しいコトバばかりで思わず目を背けたくなる部分もある。ただ読み進めていくうちに、私たちの人生に必要な種を与えてくれるし、経験値を上げてくれる肥料も与えてくれる。

しかしながら、ここに書かれていることを行動しなければ、良い実を結ばない。
天は自ら助くる者を助く。努力の先には必ず神様が導いてくださっています。神を信じ、自分を信じてこれからも行動していきたいものだ。


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