ブックカバーチャレンジ② レクサス星が丘の奇跡。投稿700日目。

ブックカバーチャレンジ② レクサス星が丘の奇跡。投稿700日目。

気がつけば、ブログが累計投稿700日目を迎えた。
一番始めにブログを書き始めたのが、2016年3月。途中、書かなくなった時期もあったが、4年と2ヶ月で700もの記事を書くことができた。我ながらよく飽きずに書き続けられたものだ(笑

何となく始めてみたことが、歯磨きとご飯を食べることについで、3番目に来るくらい続く習慣となっている。

昨日からご指名をいただいて、ブックカバーチャレンジというものを始めた。これは、自分の好きな本や影響を受けた本などの写真を撮って、紹介して次に回していくというシンプルなモノ。

どうせやるなら、ブログに書いてしまおうということで、1週間ブックカバーチャレンジの投稿をしていきます。本日紹介したい本は、志賀内泰弘著『No.1トヨタのおもてなし レクサス星が丘の奇跡』。

この方の著書はどれも読みやすい。

ちなみに、初日に紹介した本は、谷口清超先生著『人生の断想』。興味のある方はボクのFacebookの投稿をご覧ください。

トヨタ高級車のレクサスの販売店は全国にあれど、その中でも1,2を争う販売を誇るのが、このレクサス星ヶ丘店。

元々、この本を手に取った理由は、Amazonでオススメで出てきたのをたまたま購入したことから始まった。
仕事や色々なことで行き詰まっては、よく自己啓発の類いの本を買っていた。ましてや営業マンをやっていたので、売り上げや営業テク系に目がいく。
読んだら、本の通りに試したこともしばしば。そのたびに、自分には合わないと何度挫折したことか(笑

レクサス星ヶ丘店がどのように販売をして、どういう接客や対応で売り上げを伸ばしているか、とても気になって購入意欲をそそられたのだと思う。

期待に胸を膨らませながら、開いてみる。
特筆すべきは、営業マンの販売ノウハウが書かれているのではなく、それぞれの従業員にスポットが置かれていたことだ。

読書の内容をすべて覚えている必要はないが、大抵どの本にも印象深いエピソードがある。この本で特に印象に残る箇所は、一番最初にあった。
小見出しには、こう書かれている。

『1000人のお客様の名前を覚えている警備員』
ここで登場するのは、早川さんという警備員。なぜ警備員にスポットを当てたのか。最初は疑問だらけだったが、読み進めていくとその答えが分かった。

朝の9時から夜の7時まで、レクサス星ヶ丘の前に立ち、お客さんを出迎え、お見送りをする仕事をしている。
この方のすごいところは、来店されたクルマと顔を見て、「○○さん、こんにちは。」と名前で即座に対応することだ。営業マンでも担当でないと分からないのに、警備員さんが一人一人の顔と名前を覚えて、心地よく対応している。

名前で呼ばれることで、良いことが二つある。
一つは、この人は私のことを知ってくれているんだという安心感。もう一つは自分のことを知ってくれている特別感。大勢の中のひとりではなく、たった一人として向き合ってくれる点だ。
これを毎回やってもらえると、またお店に行きたくなる気持ちが分かる。

さらに読み進めていくと、すごいエピソードが書いてあった。
”お店の前を通るすべてのレクサスにお辞儀をする。
しかも、自分のお店で購入したレクサスだけではなく、お店の前を通る、すべてのレクサスに対して行うそうだ。

一日に1000回。年間にすると、約24万回の計算になる。これだけでも気が引けるのだが、早川さんは行っている。普段は気がつかない小さなことかもしれないが、続けていくとこんなことがあったそうだ。

ある時、お礼の手紙の中が送られてきた。
「 レクサスを購入して良かったことは、星が丘のレクサスの前を通過するとき。丁寧に心のこもった頭の下げ方。何回通っても感激します。」

また、得意先のお客さんから、クレームがあった際も、
「店の前に立っている彼がね、お辞儀をしてくれるんだ。毎朝、毎朝ね。何とも気持ちがいい。感心するよね、いつも。」といいながら、クレームを取り下げてくれたこともあった。

これを読んでいると、いかに人間関係と日頃の丁寧な対応の大切さを改めて教えてくれる。こうしていくことで、ますますその人やお店が好きになっていく。他にも素晴らしいエピソードが掲載されており、ボクの人生の中でも大きく役に立った。

実は、早川さんは当初レクサスの星が丘の正社員ではなく、警備会社から派遣されてきた警備員さん。気がつけば自然とお辞儀が習慣になっていた。生長の家で言う、感謝のココロがお客様にも喜ばれている。

最後は、この本のはしがきに書かれているコトバで締めたいと思います。
「見返りを期待せずに与えれば必ず返ってくる」


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