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母から娘へ。”愛”のリレー(前編) 投稿666日目

母から娘へ。”愛”のリレー(前編) 投稿666日目

感謝のコトバをブログで伝えさせてほしい。
お願いしてから返信が来るまで、いつもドキドキする。特にアイコさんの場合、どういう返事が来るか、予想がつかなった。

ブログの感謝シリーズ、面白そうですねーでも私たち、感謝して頂くようなこと、何もしてないですよー笑  ごくごく普通のことしかしてないですから、、、笑 でも、秋元さんからのお願いはお断り出来ませんから、承知しました〜〜写真も使って下さいね!またブログ完成しましたら、お知らせ下さい!読ませて頂きます!

お願い、断ってもいいんですよ〜(笑
それでも前向きに考えてくださるところが、アイコさんの良さでもある。

感謝シリーズのブログ、親子共、楽しみにしています!
感謝シリーズと言うことですので、、、私たちからも秋元さんへ

秋元雅晴様
いつも私たち親子へのお気遣いありがとうございます!
ダイエットに真剣に向き合っていた秋元さん、かっこよかったです!そして、無事減量おめでとうございます!更に男気に磨きがかかったんじゃないかなぁ〜と思います!
スキーシーズンも終わり、そろそろキャンプシーズン到来です!暖かくなったら週末は山か海にこもる事が多くなりますが、家庭訪問の際はもれなく1年前から御予約可能です!早めに御一報下さいませ。スイーツと笑顔を用意してお待ちしております!日頃の感謝と愛を込めて!!

いただいたメールより。
いつもアグレッシブなアイコさん。

感謝ブログを書くより先に、感謝のコトバをいただくとは(笑
アイコさんはじめご家族の皆様とは、とても仲良くさせていただいている。

青年会事務局長を引き継いだ当時、ヤングミセス対策部会が月1回程度行われていた。行っているのは知っていたが、あまり交流がなかった。ヤングミセスの皆さんとの繋がりを持ちたい。そういう想いから会議に月一回の会議に参加することになった。

ヤングミセスとは既婚女性の方の集まり。
活動の時間帯も違えば、考え方も違ってくる。どうしたらうまく進められるのか。コミュニケーションが取っていけるのか。そこで頼りになったのが、アイコさんだった。

事務局として対策部をまとめてくれる立場。
恐らくアイコさんと話すようになったのも、この頃だった。

教化部に来たときに
「はーい、こんにちは。暑いですね。今日のヤングミセスですが・・・ 」
マジメに語ることもあれば、
「最近、どうなんですか~。彼女できましたか??」
「元気ないですけど、大丈夫ですか~?食べないとダメですよ~。」
とイジってくれたりと、ボクに対しても気を遣ってくれた。

また時間があるときは、お宅へ訪問して、今後の打ち合わせなどもしたこともあった。そのたびに、美味しい飲み物とお菓子を用意してくれた。

「このケーキ、めっちゃ美味しいですね。」
「そりゃあ~、私が作ってますから。いっぱい食べてくださいね。」
「ありがとうございます。いや、いつ食べでも美味しい。さっそく打ち合わせしましょうか。」
「そうですね。よろしくおねがいします。あ、ところでその後プライベートはいかがですか?順調ですか?彼女できましたか?」
「そこから〜!?」

打ち合わせよりもボクの将来が気になるご様子(笑
あまり面と向かって、伝えたことは少ないかもしれないが、アイコさんのおかげでかなり助けた部分も多い。円滑にメンバーの皆様とも交流できるように気遣ってくれたことも嬉しかったです(*^^*)

アイコさんと一緒に活動したのは2年くらいでしたが、色々な思い出に包まれている。2017年の青年練成会では、前日にお子さん向けのオムツや備品を用意してくださったり、定期的に開催した、ヤング・女子青年合同誌友会では、声かけや事前準備、皆さんが動けやすいように配慮してくれた。

アイコさんいなくば、ここまでヤングの皆さんとも仲良くすることはなかった。
本当にありがとうございます。そのおかげで今でも交流するヤングさんは多い。

そんなアイコさんが青年会卒業を迎えることになった。卒業の3ヶ月前、白鳩会への移行書類を書いてもらうために、地元の喫茶店で話をすることに。

「まさか、このときが来るとは思っていませんでした。あと10年くらいやってほしいです。」
「いやいや~。そんなことはないですよ~。あとは若い皆さんに任せようと思います。私も歳ですから(笑」
「いやいやいや、ちょっとまってくださいよー。まだまだ若く見えますよ。」

このやり取りを何回繰り返しただろう(笑
アイコさんは、見た目よりもかなり若く見える。スポーツ・登山、キャンプなども行かれていて、とてもアグレッシブ。20年前から体型が変わっていないらしい。今でも青年会でも通用すると思う。

雑談を交えながら思い出話に花を咲かせる。時折、思い返しては笑顔になる。
この時間がいつまでも過ぎてほしくないとさえ思った。

時間も経ち、会話が途切れそうになったとき、ボクは一つの想いを胸に、彼女にこう切り出した。
「アイコさん、マナちゃん(娘さん)に青年会に入ってもらいたいと思っています。」

(続く)


無言のメッセージ。投稿650日目

無言のメッセージ。投稿650日目

突如送られてくる一通のメール。送り主の相手はボクと同じ男の子。というより男性といったほうがいいのかもしれない。メールを開くとそこには、一枚の写真が貼られている。その後に続く文章はない。いつもこれだけだ。

そもそも彼と会い始めた理由も「Sくんという男の子がいるから会いに行ってほしい。今まではずっとお世話していた方がいたんだけど、今は訪ねる人がいないみたい。何とかならないかしら。」という相談からだった。事務局にはこういうお願いが少なからずある。

Sくん?あぁ、一度練成会で見かけたことはあるな。でも喋ったことないし、ほぼ初対面に近い状態だった。
実は初対面の方と話すのはあまり得意ではない。しかし訪ねる人が誰もいないというのも悲しいし、ましてや麗しき白鳩会のお姉様から頼まれたらイヤとはいえない。

「分かりました。この日に行きますから連絡しておいてもらえますか。」
こういう場合、日程を強制的に入れないと人は行かない。後で検討してみます。というのは絶対にやらない。どんな人なのか?ちょっとした不安を抱えながらも当日を迎えた。

恐る恐るインターホンを鳴らす。
「こんにちは~。青年会の秋元です。いつもありがとうございます。」
「ありがとうございます。よく来てくれました。」
出迎えてくださったのは彼のお母様。 事情を説明しながら来た経緯を伝える。

「今日はSさんに会いにきたんですが、いらっしゃいますか??」
「ちょっとお待ちくださいね~。」

奥からゆっくりとSくんが出てくる。初対面ならでは緊張感。
「こんにちは、Sさん。初めましてに近いのかな? 青年会で事務局をやっている秋元です。Yさんが以前、回られていたと聞いて伺いました。なかなかご挨拶ができなくてごめんなさい。いつもありがとうございます。」
「・・・。(無言でうなずく)」

2,3言雑談を交わすが、すべて無言。会話が続かない。玄関に立ちながら、会話の話題を考える。こういうとき会話を途切れさせたら終わりだ。頭の中でそう感じていた。
同時に初対面ということもあり、長居してもどうかと考えていた。「今日は挨拶だけなので、また来ますね。」と言って、家を後にした。

この先、どう関わっていけばいいのか??
悩みながらも、行事の案内や時間があれば会いに行く。人と話すのは苦手なわけではないが、彼との会話は10分も続かない。 自分の話し方が悪いのか?と思ったが、会いに行くと不思議とイヤな顔はされなかった。

彼や彼のお母さんに次も来てほしいと懇願されたわけではない。”訪ねる人がいないのは寂しい” そのコトバの意味をボク自身、誰よりも理解していたからかもしれない。

何回か訪問するうちに、家の中にあげてもらえるようになった。当時にお母様にもボクの名前を覚えてくれるようになった。素直に名前で呼んでもらえるのはありがたい。

一度だけ彼のお姉さんが子どもを連れて遊びに来たことがあった。ゲームを一緒にやりながら、子どもに名刺を渡す。
「ボクはアキモトっていうんだ。将来青年会に来たいって思ったときはぜひボクを訪ねてきてね。」「アキモトっていうのー、この名刺大切にするよーー。」と無邪気に言いながら、ゲーム機の下敷きになっていたのはいい思い出だ。

彼は、ある事情からボクたちと同じように話すことができない。
会話が続かないなと思っていたのは、理解するまでに時間がかかるのと会話のキャッチボールを行うのが苦手だったようだ。職場で相手にされないことも多いため、一人でいることもしばしばあるようだが、本心は誰かと話したいという気持ちが強い。

そこで彼にこんな提案をしたことがあった。
「ボクもなかなか土日とか休みにくいので、あらかじめ休みの予定が分かれば都合がつきやすいかもしれません。(壁に貼ってある紙を見ながら)あ、ここに予定表があるじゃないですか。これを写真で撮ってピッとメールで送ってくれればいいですよ。」

それから時々メールが来るようになった。送られてくるのは一枚の写真。
何が写されているかというと彼の1ヶ月の予定表。その後は何の文章もない。これは会いに来て欲しいのサイン。ボクは勝手にそう思っている。
しかも気まぐれで送ってくるので、毎月来ない。彼との波長を合わせるほかないのだ。タイミングが合えば、行くようにしている。

先日も彼からメールが来たのだが、コロナウイルスの影響もあり、会うのを断念した。「こんな状況なので、行けない。ごめんねー。」とだけ返した。相変わらず返事はない。けど分かってくれていると信じている。

今、彼のもとを訪れるのはボクくらいかもしれない。大勢の交流が得意な人、苦手な人色んなタイプがいます。彼もボクもどちらかと言うと後者。
だからこそ、じっくりと1対1で向き合う人が必要で、そのために自分のような人間がいるのだと思っています。

感謝のコトバは、ここに書こうと思ったけど、今度直接会いに行ったときに伝えます。たまには「会いに来てほしい!!」という文章も添えてもらえると嬉しいかな。ボクの切なる希望です(笑

今、あなたは何を思っている!?