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後輩。投稿715日目

後輩。投稿715日目

今朝、不思議な夢を見た。
営業マン時代の後輩がバリバリと働いている。何とも不思議な光景。
「秋元先輩、何やっているんですか??」そこでハッと目が覚めた。

入社5年目くらいで初めての後輩ができた。
どちらかといえば、一匹オオカミ行動することが多かった私。同行営業といって新人を横に乗せて、一緒にお客さんを訪問する。ボクはこれがすごく苦手だった。

後輩に自分のやっていることを見せる。自分が築き上げてきた営業のやり方を見せる。もしかしたら、変なことを突っ込まれてしまうのではないか。他の先輩とやり方が違うけどいいんですか?と言われる心配があったからだ。

ボクの上司と言えば、30代で人生経験も積んできたベテランばかり。かたや5年でまぁまぁやってきた人間。5年目になっても、怒られることは日常茶飯事。
自分が教えられることなんてあるのだろうか。なめられるのがイヤで変に虚勢を張っていた。

たとえば、後輩が困ったことや失敗したことに対して、手を差し伸べたり、フォローしたりすることはなかった。誰かを助けることで、自分の人生が少しでも良くなるのか。プラスになるなんて一ミリも思わなかった。

今のボクを知る人からすれば、冷酷非情な姿。生長の家を学んでいると、それは大きな間違いなことに気がつく。 あの時の自分に言ってやりたい。お前はそのやり方をしていて、一つも成功していないぞ。むしろ自分自身をウソで塗り固めていて、かっこ悪いぞ!!

自分が尊敬する先輩は、いつも親身になって聞いてくれた。自分のことを二の次にして、どうしたらいいかを一緒に考えてくれた。だから、記憶に残るのはそういう人ばかり。

その人たちに近づけるように、目の前の相手に対して向き合うようにしています。恩を仇で返されることもありますが、今までの自分が行ってきたこと・通ってきた道と思って自分の経験を伝えたいと思います。

ボクが前の会社を卒業してから、4年。あの後輩も経験を積んで立派な営業マンになっているのだろうか。稼ぐこと、成績をあげることがすべてだったあの頃。生長の家を通して学んだことは、天地一切のものに感謝。すべてはこれに尽きる。後輩Yの活躍をこれからも祈る!!


聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。 投稿625日目

聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。 投稿625日目

今週土曜日から月曜日にかけて、冬季中学生・高校生練成会を開催します。
ブログはどうするの?と思われるかもしれません。ただ行事中は書けないので、今日の休みを利用して、事前に3日間分書きます。

近頃、分からないことを事前に聞かない人が多い。例えば「分からないことがあったら、ちゃんと聞いてな。」と伝える。すると「分かりました。また聞きます。」と返ってくる。

直前になって、色々とヤバくなると決まって出るのが、「こうなることを教えてくれなかったじゃんか。」「忙しそうにしていたので、聞いて良いのかどうか分かりませんでした。」というコトバ。まぁ、分からんでもない。ボクも経験した。

サラリーマン時代、一番苦労したのが相談することだった。初めて携わること、何も分からないが多い1年目~2年目。物事を進めていくためには、まずは先輩に相談して指示を仰ぐしかなかった。

「あの○○について相談したいのですが・・・。」
「おう、今忙しいからタイミングを見て、声をかけてこい!!」
「俺はもう帰るから、明日にしてくれ。」
と相手にされず、「分かりました。また明日にでも相談します。すみませんでした。」と次の日も同じように聞く。決まって帰ってくる答えは、同じだった。

逆に何も相談しないでいると、「何で相談してくれなかったんだ。」「ちゃんと話してくれたら、もっと早く対応できていたぞ。」と怒られる。相談しても相談しなくても怒られる。

あまりにもムカついたので、「てめぇ、この野郎。お前のタイミングで聞いてこいって言うから、待っていたのに。何だその言い草は。」と喉元まで出掛かったことがあった。というか出た(笑

誤解の無いように言うと、切れ味がするどいナイフのような人間ではない。我慢が出来なかった。今は多少マシになった。成長するためには、怒ってばかりいても仕方がないのだ。

忙しいときこそ、思いやる。それは大切。でも、思いやりすぎて聞かないのはもっとダメ。年下だろうが年上だろうが、グイグイいかないといけないときはある。分からないのを分からないで済ませると、しっぺ返しが来る。 ウザいくらい聞くくらいがちょうどいいのだ。取り返しのない失敗をするよりは。

やること・日程・段取りは決まっている。そこに向かっていくアプローチは、年上や先に携わっている人のほうがよく知っている。自分が分かる範囲は経験でカバーできるが、分からないことがあれば素直に聞いたほうが、物事はスムーズに行く。変なプライドなどいらない。とにかく聞け。

ボクもわからないことがあれば、年下だろうとバンバンと聞く。恥ずかしさはあるが、これも人生学校の訓練なのだ。何度も言う。ウザいくらい聞け。そうしないと前には進まない。

聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥。
知らないことを人に聞くのは、そのときは恥ずかしいと思っても、聞かなければ一生知らぬまま過ごすことになるので、そのほうが恥ずかしい。 知らないことを恥ずかしがったり知ったかぶったりせずに、素直に聞いて学ぶべきだという教え。このコトバを聞くたびに、そうだよなって思う。

今日はちょっとマジメな内容になってしまったな。
そんなお前は、今日誰に感謝するかって? ウザいくらい聞け!!と叱ってくれた先輩達かな。

聞いたら分かる。聞かないと分からない。