人生一つも無駄なことなんてない。投稿573日目

人生一つも無駄なことなんてない。投稿573日目

気がつけば11月後半。
Facebookではぽつりぽつりと呟いているものの、ある意味本業!?のブログが止まったまま、この時期に差し掛かってしまいました。すみません(笑

青年練成会が終わってから、目まぐるしく色々な出来事があった。喜びごと、考えさせられることなど、文章にしたら単行本が書けるんじゃないの?というぐらい、ステキなことで溢れていました。

その中で一つ嬉しい出来事があった。とある青年が、宇治の一般練成会に参加して、全期受講したことだ。参加したことがある方なら分かると思うが、宇治の練成会は10日間泊まり込みで生長の家の真理を学ぶ合宿所みたいなところ。勝手が分かる人なら、あーこんな感じでやればいいかと予測がつくが、全く知らない人にとってはまるでジャングルに足を一歩踏み入れたような感覚になる。

「宇治の一般練成会に行ってきます。」とラインでいただいたのが、今から半月ほど前。今までに見たことのなかった決意。その方自身も心の中で変わりたいという気持ちが強かったのだろうと思う。確か短期練成会(3泊4日)は全期受講したことがあるが、10日間は初めて。ボクは正直、最後まで頑張ってほしいという気持ちと、最後までもつかなという内心、親心の心境だった。

「最後まで練成会を受講すれば、絶対に変わるよ。途中で帰りたくなるかもしれないけど、そこを頑張ったら大丈夫!!」とエールを送った。

自分自身の経験から、初日と3日目、そして5日目に山場があることを知っていた。
なぜかというと、初日は緊張もしているし、どんな人が来るかも分からない。10日間続くかなという気持ちが強い。3日目はちょっと慣れてくるところで、やっぱり帰りたくなる気持ちがわいてきて、少しネガティブ状態になってしまいがち。そして、5日目の夜に浄心行があるのだが、ここを乗り越えたら、抱えていた色んなものが出て、最後までいける。だから、5日目まで何とかがんばってほしいという気持ちが強かった。

3日目くらいに一度、連絡しようかなと思っていたが、自分の予感は的中して、初日の夜、「不安が強いので、帰ります。」とメールが来た。いつもは優しく接しているのだが、それだとその子のためにならないと思い、思い切って、

「そんなんじゃ、いつまで経っても変わらないよ。時間をかけてそこを乗り越えるときが今じゃないの?たった1日じゃ不安はぬぐえないかもしれないけど、もう1日頑張ってみて。講話みんなと受けたくなかったら1人でどこかで話を聞いていてもいいので、とにかく最後まで乗り越えなさい。講師の先生にも相談して、頑張りなさい。」

とキツめのコトバを投げかけた。今までその子に対して言ったことのないような強い口調だ。ボクもこういうメールを送るのはツライ。しばらく返信がなかったので、もしかしたら・・・という気持ちが芽生え始めた矢先、「まだ頑張っています!!」と返信がきた。安心した。

次の日の夜にも、また帰りたくなった。とメールがきたが、いつもとは違うことが一つあった。お母さんに感謝できるようになった。と一言追加されていた。彼女の中で、心境が少しずつ変化していくのが分かってきた。

その後、山場を迎える、5日目の浄心行も乗り越えてから、送られてくるメールが劇的に変わった。書くと長くなってしまうが、とにかく周りの方への感謝・両親への感謝のコトバで溢れていた。そして、最後まで彼女は練成会全期参加を達成した。

ボクが4年前に前の仕事でつまずき、もう何もかも失い、ダメだと藁をもすがる思いで受けた宇治の一般練成会。当時、彼女と同じような心境で受けて、初日で帰りたくなったり、周りに知っている人がいなくてこの先どうするんだという不安の気持ちも強かった。しかし、気がつけば話す人も増えて、自分のことも理解してくださる人もいて、終わった頃には、練成会に来てよかった。と心の底から思えるようになった。そしてその経験を活かせたことが何よりも嬉しい。

魂のふるさと宇治。

この練成会を受けなかったら、彼女へのアドバイスもフォローもできなかった。だから、人生一つも無駄なことなんてないと改めて感じます。その彼女が宇治での体験や出来事をたくさん話したい!!と言ってくれた。また近々時間を作って会いに行く予定です。お話を聞くことで、彼女が次に向かう道標が生まれるとよいなと思ってます。変わった彼女の笑顔と喜びを聞くのが、今からとても楽しみです。


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